みなさま、「苔テラリウム」をご存知ですか?
テラリウムとは『テラ=陸地』と『リウム=場所・空間』を合わせた造語で、透明なガラス容器の中で動植物を育てる手法のことを指します。19世紀のヨーロッパで発明されました。(TOKYO AQUA GARDEN HPより引用)
小さなガラス容器の中に広がる世界。
緑があると、生活に癒しが加わります。
デスクライトほどの光があれば育ち、水やりも1ヶ月に1回でOK。
あなたも、苔テラリウム、はじめてみませんか?
苔テラリウムとは
苔テラリウムとは、透明なガラス容器の中で、苔を育てる園芸手法です。
テラリウム自体は19世紀に発明されたものですが、日本で園芸手法として、テラリウムが初めて紹介されたのは、1983年「趣味の園芸」1月号(NHK出版)特集記事でのこと。
さらに、”苔テラリウム”として、静かなブームとなっているのは、ここ数年。
日本においては、比較的新しい園芸手法なのですね。
小さなガラス瓶の中に苔を植え付け、石などを配置することで、箱庭のような雰囲気もあります。
フタつきの容器で育てるので、水やりも数週間に1回、霧吹きするだけでよく、
直射日光のあたらない室内がむしろ好ましく、電球のライト程度の光でも育てることができる苔は
テラリウムに適した植物で、扱いやすいのも、ブームの一因なのでしょう。
苔テラリウムを手に入れるには?
苔テラリウムは、大きな園芸店や苔テラリウムの専門店で購入することができます。
Googleで、「苔テラリウム 店舗」と検索すると、あなたの近くの店舗を教えてくれます。
お値段は、サイズや使用している苔の種類、小物類によって開きがありますが、4000円前後〜購入できそうです。
すでに完成しているものであれば、そのまま持ち帰って、好きなところに飾るだけで、小さな癒しの世界が広がります。
都内では、駅ビルの中に店舗を構えているところもあります。
その一つが、Terrariumsさん。
東京23区内に直営店が5店舗あります。
完成品をはじめ、テラリウム作成に必要な道具や材料がそろっています。
ワークショップも開催されているので、ご都合の良い時に参加して、ご自分で作成するのも良いですね!
おススメは、自分で作ること!~お子様でも作れます~
苔テラリウムが気になった私は、鎌倉にある”苔むすび”さんでの”苔テラリウム体験”に行ってきました。
苔のみずみずしさや、小さなガラスケースにオリジナルの世界を創っていく体験
心身ともに癒されて、すっかり気に入ってしまいました。
もともと”苔”や”盆栽”が大好きな、我が息子はきっと喜んでくれるはず!
と、二度目は小学三年生の息子の体験に付き添う形で同行しました。
細かい作業もありますが、工作が好きなお子さんでしたら、少し補助してあげるだけで、苔テラリウムを作ることができるでしょう。
大きな石をどこに配置するか?
どこにどの種類の苔をどのくらい植えるか?
家や人、ヒツジや牛といった小さなジオラマ用のフィギュアたちを飾るか否か?
など、考えながら、自分の思い描く世界を作っていく作業です。
心理療法の一つに「箱庭療法」(参照:うららか相談室)というものがあります。
内なるイメージを非言語で表現していく作業は、非日常的でもあり、セラピストによる評価や言語化が伴なわなくても、作業そのものに癒しの効果がありそうです。
私自身も、苔テラリウムを作っていく過程で、とても癒されていく感じを受けました。
息子が苔テラリウム体験に行った際の写真をスライドショーにいたしましたので、ご覧ください。
”苔むすび”さんについて
私と息子が訪れたのは、鎌倉の”苔むすび”さん。
鎌倉駅から徒歩8分。御成通りから江ノ電の和田塚駅方面に歩いて向かいます。
鎌倉らしい小さな路地にひっそりと建つ古民家が目的地の”苔むすび”さんです。
迷われる方も多いそうで、そんな時は「お電話ください」とHPにもご案内があります。
Instagramで、道順を動画にしてくださっていますので、こちらを事前に見ていくと安心ですね。
お店の中には、完成品の苔テラリウムが多数展示販売されており、眺めているだけでもワクワクします。
息子と私が体験した、苔テラリウム体験はこちらからお申込みできます。
店舗の事情で下記の通り、付き添いには制限があります。ご注意ください。
注意
店舗が大変狭くなっているため、付き添いは「小学3年生以下のお客様に対して一名のみ」とさせていただきます。その他の場合の付き添い・見学のみは基本的にご遠慮いただいております。(苔テラリウムHPより引用)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、苔テラリウムをご案内いたしました。
今回のまとめ
- 苔テラリウムは、手入れが簡単で、インテリアグリーンにおススメ。
- 苔テラリウムの専門店も複数店舗あり、4~5千円で入手可能。
- おススメは、自ら苔テラリウムを作成する店舗等での「苔テラリウム体験」。
- ”苔むすび”さんは、鎌倉の古民家で風情があり、訪れるだけでもおススメ。
苔のグリーンと石や砂が織りなす石庭のような雰囲気もあり、まさに癒しの世界です。
ミニチュアが好きな方は、ご自分の思い描く世界を表現する面白味もあるかもしれませんね。
実際、人物を配置するだけで、苔テラリウムの世界観がぐっと広がる印象を受けました。
お手入れについては、2~3週間にたっぷり霧吹きをするだけ。
我が家は、日の当たらない玄関に置いています。
玄関照明だけですが、グリーンを保っています。
体験から半年以上経ち、一部茶色くなった苔を取り除くメンテナンス作業をいたしました。
どんどん新芽が出てきてくれるので、長ーく楽しめるのも魅力ですね。
皆様もご興味がありましたら、一度体験されてみることをおススメします。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また。